昨日は、聖路加国際病院リウマチ科医長 岸本暢將先生の講演を聞きました。リウマチを含めた関節炎の鑑別診断についてです。関節の腫れがと疼痛が1ヵ月続けば、リウマチ検査が陰性でもリウマチと診断可能ですが、そのためにはリウマチ以外の病気ではないと除外診断が必要です。痛風、化膿性関節炎、結晶誘発性関節炎(痛風、偽痛風)リウマチ性多発筋痛症、変形性関節症、更年期障害、反応性関節炎(クラミジア感染)、乾癬性関節炎、ウィルス感染に伴う関節炎、シェーグレン症候群、SLEなどの膠原病等々、たくさんの疾患を除外しなければなりません。大変有意義な1時間でした。これをきっかけに、またリウマチの教科書を読みなおそうと思います。