交通事故の症状
車の停車中に後方より追突された後に首や肩に痛みが生じる事があります。
いわゆるむち打ち損傷ですが、頸椎挫傷、頸椎捻挫、外傷性頸部症候群などと診断されます。
頸部、肩の痛みに加え、頭痛、腰背部痛、時にめまい、上肢のしびれなどが生じる事もあります。
人間の頭の重さは約5〜6kgでボーリングのボールと同じ程度の重さです。
この頭を細い首の骨(頸椎)とその周りの筋肉で支えています。
追突事故の際に、その勢いで頭が前方に引っ張られ、首の筋肉が急に引っ張られた状態になります。
そのために首の筋肉に痛みが生じます。
首の筋肉は頭や、肩、上肢、背中にもつながっていますので、そこにも痛みが生じる訳です。
筋肉の損傷ですから、レントゲンでは異常は出ません。また、軽微な損傷なのでMRIにも異常は出ません。
治療は、急性期は安静と鎮痛剤が有効ですが、1ヶ月をすぎると効果は元弱します。
軽い運動、ストレッチなどが有効です。
強いマッサージはかえって逆効果となります。 首に負担がかかる、スマホやコンピューターの操作は短時間にしてください。